生活習慣病(Lifestyle Diseases)とは、生活習慣の影響が分かっている病気の総称である。慢性疾患(Chronic Diseases)とも呼ばれる。ほかに裕福病(英語でも。スウェーデン:valfardssjukdomar)、文明病(独:Zivilisationskrankheit)とも[1]。
更新中。
進展についてはこちらも参照➫栄養学と身体の病気や心理学的な関連―科学的根拠、2012年3月~2011年
生活習慣とは
影響のわかっている生活習慣とは、食習慣、運動習慣、瞑想習慣、生活リズムといったものである。
どんな病気の予防と改善に影響するかといえば、いくつかのがん、心臓病、脳血管疾患(ここまでで日本人の3大死因で6割を占める、発症率はもっと多い)、高血圧、糖尿病から腎臓疾患、う蝕(虫歯)と歯周病、肝臓疾患、痛風、骨折とそれに伴う寝たきり、アルツハイマー型認知症、うつ病、双極性障害、統合失調症、適応障害。かなり共通するのは肥満。日本の予防医学はどれも啓蒙啓発から普及、実地が遅れていると言って過言ではないだろう。
現状が変わらないのは、生活習慣に関する具体的な方策が出ず、肥満に対する世界保健機関(WHO)の推奨する政策がとられていないためである。というのは、共通点が多いからである。

Elizabeth Andoh Kansha
「ちょっと前まで地中海食がよく注目されたね。穀物が多くてオリーブオイルと魚介類、ナッツや野菜が多い」「今は、和食も言われてるよね」「そうそう。フランス語でも英語でも、Daikon、Tofu、Miso、Umeboshi」「ああ、日本から渡った人が、製法のしっかりしたものを、種撒きから教えて、日本語の名前で教えたらしいね」「ここ10年くらいで、Tofuなんかもスーパーで売ってて、サラダに入れたりパンに塗ったりチーズにしたり、いろいろ工夫してる」「あっちは脂肪の取りすぎで心臓病が一番多いから、大豆は特に注目されて」
なぜ生活習慣病と呼ばれるのか
かつて成人病と呼ばれたが、1980年代より生活習慣の影響が分かってきたため、厚生省が生活習慣の改善を図ることで予防できるとの認識を普及させるために生活習慣病と呼んだ[2]。
1980年代以降が多いのは、自国の栄養不良についてアメリカ政府に調査を命じられたジョージ・マクガバンが、データを集めはじめると裕福病が病気に与える影響のほうが大きな問題であることを発見し、1977年に報告書を提出したからである。
1980年ごろは、農林統計協会、食料・農業政策、農政審議会では医療費の急増を鑑み、1977年のマクガバンによる「米国の食事目標」という報告書(マクガバン報告)にある、医療費の上昇を病気の原因である食事バランスを改めることで抑えねばならないという主張に何度も言及され、食料・農業政策センターの理事もこういった「米国の食事目標」を引き合いにし、食生活による「成人病の予防」を提唱した。こういったことの拡大と、病気の低年齢化から生活習慣病と呼ばれるようになった。日本の食生活指針や健康日本21に影響を与える最初のステップがマクガバン報告である。
2011年には、世界保健機関の勧告に従って、数カ国でジャンクフードに対する肥満税が施行されている。同年、赤十字が世界中で飢餓人口より肥満人口が大きく上回ったと報告した。飢餓人口も増えているが、肥満のほうが爆発的に増加している。
要点
・1950年ごろ、アメリカンな食事は伝統的で理想的だというイメージ。
・1977年、ジョージ・マクガバンによる報告書(マクガバン報告)がホワイトハウスに提出される。肥満や心臓病といった10代死因のうち6つが食事に関連しているので食事を改善する必要がある。2003年の世界保健機関の勧告に至るまで、食事比率といった内容はまったく変わっていない(砂糖がより少なくなって、栄養成分の比率の項目が増えた)。アメリカで政府やNCI(アメリカ国立がん協会)の食生活指針にかかわったマリオン・ネスルによれば「肉を減らす」「コレステロールを減らす(動物性食品にしか含まれない)」「砂糖を減らす」といった「減らす」という表現にたいしての畜産産業や砂糖産業からの抵抗、データが不十分ではないかという指摘があった。
・1982年、コリン・キャンベルが全米科学アカデミーの食事とがんについての報告書をまとめると、医療産業から食事とは関係ないという抵抗を受けた。その後1989年にはChina Studyという中国で行われた大規模調査、これは数カ国のがん研究機関と大学の合同調査だが、完全な菜食が最も安全と結論した。
・1985年、1989年と国連で2度、たんぱく質の品質を評価するアミノ酸スコアに1985年のものが採択され、大豆のスコアが動物性食品と同様の満点の100になる。それ以前はたんぱく質と言えば、動物性たんぱく質のほうがスコアが良かった。今では動物性脂肪のとりすぎに気をつけようということだけではない。動物性食品に含まれる鉄分ががんのリスクを高めるだろうとNCI(アメリカ国立がん研究所)が報告している。動物性タンパク質は、痛風といった病気のリスクを高める。⇒骨が溶けることでなる病気、参照。
・1997年、世界がん研究基金の報告。
・2000年以降、肥満が深刻な問題となり、砂糖入りドリンク、乳脂肪や動物性脂肪(というのは飽和脂肪酸)、トランス脂肪酸やコマーシャルの影響についての報告や規制が入るようになる。
・2003年、世界保健機関による生活習慣病と食事に関する報告書、これは砂糖産業に砂糖の上限を上げるように圧力がかけられる。アメリカカナダ合同栄養士会の菜食と健康利益に関する報告書。
・2007年、世界がん研究基金の報告、第2版。菜食も調査され肉類の目標摂取量がさらに減る。肥満はがんの大きな原因となる。
・2009年、砂糖が多く・高塩分・高脂肪でビタミン・ミネラルが少ない食事、いわゆるジャンクフードは肥満に密接に関連する。規制、肥満税も検討。
・2011年、複数の精神疾患を検討し、さまざまな生活習慣が症状を改善するという報告書。
・2011年、増え続けている飢餓人口より、肥満人口のほうが多くなったという報告。数カ国で肥満税が施行。アメリカ心臓協会(AHA)が、砂糖は1日、男性9杯まで女性6杯までという勧告。
⇒昔の教育を受けた人の価値観と最近学んだ人のギャップが大きすぎる。「それは食品の成分の一つであってとりすぎないように言われていますが、動物性のものは有用な栄養素が…」という感じと「肥満を予防するために砂糖や脂肪分や塩分の多い食品に対して対策をすべきであると論じられ、実際に規制がかけられている。現在では菜食も十分に科学されており完全菜食がいいと主張するパイオニアもいる。いずれにしろ動物性食品の摂取のしすぎには体に悪影響があるという証拠も集まっており…」。日本のは教育者は前者なので、連鎖してほかの分野でも全体的にこの論調になる。
マーケティングとライフスタイル
➫各国での店舗数、アメリカでのジャンクフードのおまけ規制・栄養やCMの改善提言、世界保健機関の提言
包囲されるマクドナルド、マウスはジャンクフードで過食して肥満になりヘルシーな食事を拒否した
➫各国でのジャンクフードの栄養改善、学校周辺・CMの規制、コマーシャルの影響に対する世界保健機関報告
肥満・メタボリックシンドロームとダイエット、食物の食べ方・選び方
「塾のあと、ハンバーガー行こうよ。おれ、限定の、まだ持ってないから」「じゃ行こ、安いし」「この前、食育でやったもんね」「それ、チラシに書いてあった」「タバコくさ」「ここ、お店せまいからタバコの人すぐそこだもん」
「今日はハンバーガーにしましょ」「ママー、そんなこと言わないでください。今、海外ではハンバーガーはこどもにとって問題なのよ。スタイルが悪くなるじゃないですか」
老衰死亡率が20%だった時代、若年層の死亡率上昇が下げる平均寿命
体型を気にする性別である女性より男性、肥満が増えている地域から。
今でも95歳以上の人の死亡要因1位は老衰で20%くらいだが、それ以下の年齢を合算すると2%ぐらいになる。全年齢では、三大疾患で死亡要因の60%、がんが1位でその半分の30%ほど、2位と3位が、心血管疾患と脳血管疾患。4位に肺炎が10%と続く。
準備中。
「おばあちゃんの若い時は、戦争で食べるものも困ったんだよ」「粗末なものしかなくて」「最近は甘いものが好きでね」「孫が喜ぶと思ってサイダーを買ってあるけど、自分でも飲むようになって」「そうそう、お隣の春子さん末期がんで亡くなったんだよ。よくかわいがってもらってたの覚えてる?」「最近はおばあちゃんが昔食べたような食べものがいいってよく聞くねぇ」「茂夫さんは年をとってから肥えていたと思ったら糖尿になってから心臓がだめになって」「最近の若い人が年をとったらどうなることやら」
痛風や乳がん
若年化する痛風や、30代40代で発症する乳がんといった病気の増加は、高年齢が要因ではないので分かりやすい。がんでは、大腸がんが1位になるとの予測がすでにたっており、全般的に食事の要因が大きいと報告されているがんの発症順位の上昇が予測されている。これらは食事要因が大きい食原病であり、生活スタイルの影響も大きい。
「帰りに一杯やってこ。新しく入ってきた人たちも誘って」「でも最近の若い子、のりが悪いからね」「そうそう、あまり行かないんだって。女の子たちのほうが、仲間内で行ってるみたい」
「女子会しない?」「最近飲み放題安いよねー」「チェーンだから」「海老サラダとバジルポテト、カニグラタンあと豚のコラーゲン鍋」「パックとかお肌の手入れしてるんだ?」「この代表、教育とか関わってるらしいよ」「ウケるー」「しかも今度は介護とかはじめて」「すいませーん、灰皿ください」「ちょっとー、介護つぼった」「延長で飲まない?延長30分ワンコインだから」「最後のリゾットとか入らない」「デザートは別腹ー」「酔ったー」「自販機でジュース買いたい」「じゃタバコなくなったからコンビニ行こ。買いたいものもあるし」「ライトスリムのおまけのライター、かわいいー」
更新中。
脚注
- ^ <ref>『健康長寿のための食生活-腸内細菌と機能性食品』光岡知足、岩波書店≪岩波アクティブ新書≫、2002年。54ページ。ISBN 4007000557。</ref>。
- ^ <ref>生活習慣に着目した疾病対策の基本的方向性について(意見具申)(厚生省、1996年12月18日)</ref>。
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