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2015年雑記


日々思うことはいろいろあるんですが、とりとめもなく書きます。

トランスパーソナルのどこ?

もちろん、退行と超越の差異を、「合理性」によって乗り越えるという物語です。合理性と考えられたものは、合理性によって葬り去られていき、そしてだいぶ合理的に超越寄りになってきている。呪術的ではないんです。

ケン・ウィルバーのいう前・後(プレ・ポスト)の混同は、過去の病理学ではすべての神秘体験が病的な幻覚であるとか、精神病者が見るものであるとかされてきた。しかし、もう45年くらい前に新しい勢力が、人間性心理学から、トランスパーソナル心理学を脱皮させ、神秘体験を超正常な体験であると位置づけ、合理的な証拠によって裏付けてきている。

それは薬物の有害性に関してもそうです。

科学ということ

旧来の科学とは、科学技術であった。現在の科学とは、統計と統計手法を指している。それはサケットとガイアットが、EBMを提唱し旧来の医学を非科学的としたことから大きくはじまり、この合理性が世界を呑み込んでいっている。

科学とは客観的であり、非科学つまり恣意的とは主観的である。客観的とはどういうことか。再現可能な条件を提示して実験し、その結果がものすごいくよいかどうかは、数値で表される。そして、さらに主観を排除するために、ランダム化したり、分母を大きくしたり、基準を設けてチェックリストにしたり、ただの数字になった時、それを単純に並べる。よく知っているからと言って、一番にはしないということですね。

それが20世紀の「主観的な」価値体系を「科学的に」再編している。薬物の有害性、あるいは治療のための有用性がアベコベだと分かれば、法律の議論になり。

幻覚剤のニュース

アメリカでは、MDMAの臨床試験がPTSDでフーズIIまで終わった?終わりかけ?なんですが、自閉症に使うというのも進んでいます。

イギリスでは、MDMAとシロシビンの研究をテレビで放送下のに続いて、2015年は、LSDと大麻の研究を報道しています。国民の認識の醸成を図っています。

英語でニュースとかを読むようになって思ったことがあるんだけど。賛成派と反対派、その分野の第一人者のようなプロのはっきりした意見を、ちゃんと報道するし、タイムリーに最新の情勢についていけるようになっているジャーナリズムがいいと思う。

幻覚剤の効果って何なのか考えてみる

世界の認識の変換

これは、幻覚剤サイケ)の効果であり、他の薬にはない効果です。普段人々は、認識と行動が反復し、パターン化している。つまり、人格となっていると言い換えてもいいし、スキーマとなっていると言い換えてもいい。固定化して自動化した記憶ですね。サイケは、ここに介入する。

色んな文献を読んでいくと、サイケによって、自然がきれいだったりとか世界のすばらしさを感じたり、身の回りの人々のいつもと違う良い側面を思い出したりして、あるいは自分自身について、そうやって捉えなおす、見直す、感じ直すという体験があるんだけど。この感じが、新しい記憶となる。なんか日常にその感じが残る。記憶したまま体験するという作用的な特徴が重要だと思う。

ストレスの軽減

先の記事の論文にも書いてあるんだけどサイケの積極的な効果として、作用時に不安感が軽減するということがある。このことが、認識を変えるのに重要だと思う。非常に安心したときっていうのは、いいことを考えたり、発想が豊かになったり、世界をよくとらえなおすということができたりする。

効果がきれたあとも、その捉え方は残っている、記憶されている。ストレスの軽減は新たな学習を促進させる。良い認識で上書きされる、世界がよいものとして再体験される。

新しい研究は、生涯の自殺率を下げるとか、体験後も主観的な幸福感が増加しているととか述べているんだけど、上記のことが関わっているんでしょう。

アヤワスカ

アヤワスカを定期的に摂取している現地人の脳をスキャンした研究は、自分を冷静に見ている部位が成長していると述べている。言い換えると、自己超越的な能力が上達するんじゃないかってことですね。

対人関係療法

対人関係療法が気になりますね。

3~4カ月ほどで修得される核となる演習は、彼/彼女が、現実の対人問題に対応するための行動パターンを、適応的なものに変化させること。

そのことが、3つの変化をもたらす。

  • 自分の能力への信頼となり、自尊心を回復する。
  • 自分でできるという感覚を成長させる。
  • 対人によってつくられていたストレスを軽減する。

これが合わさって、挑戦を可能とする。それは、PTSDのトラウマに対する自発的な挑戦をも可能とする。

理論的な起源は、古い神経症の概念からはじまっている。神経症とは偏った正常への適応である。その適応パターンは繰り返され、パーソナリティとなる。それは固定的ではなく、パターンとは学習である。介入可能である。

リアリーは、パーソナリティを変化させるために刷り込みの概念を使って説明したが、今のわれわれは学習と認識の理論をもっている。

新しい学習は、新たなパターンを習得する。パーソナリティ、狭義には対人関係パターンの変容はトレーニングによって起こされる。それは短期間3~4か月の演習での学習によって起こる、要点に絞った反論のための抵抗の低い交渉技術であり、その学習が世界に対する認識を変容させる。抵抗力のある自我が、その個人の社会を再構築する。

情報、超越、真理がわれらを自由にする

学習モデルの要は、情報を認識することであり、そのための兵器である情報爆弾インターネット。これが今の新しい時代であって、古い非科学的な情報を葬って超越へとたどり着くために、絶大な力を発揮して社会を変えていく。

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