Psychedelic Science映像の字幕 サイケデリック 医療 心理学・精神医学 by まぼろし - 2014年4月16日2018年8月7日0 Transforming Medicine: Psychedelic Science 2013 Mini-Documentaryこの動画を YouTube で視聴 医学の転換: サイケデリック・サイエンス 2013 ミニドキュメンタリー MAPS・幻覚剤研究会(MAPS:Multidisciplinary Association for Psychedelic Studies)の、2013年のカンファレンスのイントロ映像の日本語字幕をつけました。PCからだと、再生して右部の左から2個目の手紙みたいなアイコンが字幕アイコンです。iPhoneからだと再生して、右下の字幕アイコンです。 ・Psychedelic Science 2013 続きを読む
科学的根拠に基づく、新しい薬理学の終焉、古き薬理学の復活 サイケデリック 医療 心理学・精神医学 by まぼろし - 2013年9月18日2018年8月7日0 前の記事から約一年、もっぱら薬について情報収集していました。 スケジュールIをどうにかしようという話しがありますが、順に見ていくと不可避な感じですね。 ・David J. Nutt, Leslie A. King, David E. Nichols”Effects of Schedule I drug laws on neuroscience research and treatment innovation“「神経科学の研究と治療の革新におけるスケジュールIの影響」 Nature Reviews Neuroscience. 14, 577–585 (2013) doi:10.1038/nrn3530 スケジュールについて スケジュールIというのは、条約上の規制です。 ・スケジュールI LSDなど医療に使えないと判断したドラッグの規制。 ・スジュールII 医療に使えると判断したドラッグの規制で、アンフェタミンやメチルフェニデートといったもの。 ・スケジュールIII 医療に使えると判断したドラッグの規制で、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬といったもの。 医療使用可能範囲の縮小 続きを読む
ストレス性疾患とサイケデリック・ルネッサンス サイケデリック 人物 医療 心理学・精神医学 by まぼろし - 2012年10月21日2018年8月7日0 ストレスは、「闘争か逃走反応」を引き起こす苦痛である、とでも定義する。ストレスについての研究を行ったハンス・セリエは、1950年代にストレッサーという言葉に取って替えることで、外部刺激以外のことを含めた [1]『ストレスに負けない脳』p26、64。荒削りだが応用させようと思う。 2012年、英米の精神薬理学のトップは、拡大する精神疾患・閉鎖する製薬研究の状況を打破するために、効果のないドラッグ・ウォーの失敗からの薬物政策の転換の議論も加わり、サイケデリックス(幻覚剤)の応用を本格化させた。2012年10月ついに、研究が本格化するための環境が整った。サイケデリック・ルネッサンス(Psychedelic Renaissance)である。 強いストレスは、心血管にダメージを与え心筋梗塞などのリスクをあげ、免疫を低下させ風邪などの感染症のリスクをあげ、逆にぜんそくやアレルギーといった自己免疫疾患もたらす。また、うつ病をはじめとしたストレス性障害に結びつく。遺伝なり環境なりで弱かった部分や、負荷がかかりすぎた所からダメージが出る。だから、短期的な解決と根本的な解決、部分的でかつ特化した対応と全体的にじわじわ効いてくる対応のそれぞれが可能となる。というわけなので、緊急的な対応を行ったあとに全体的な修復を試みなければ、ほかの部分にダメージが来る。前2つの記事の逆向きの説明になるかと思う。 この仕組みについては「闘争か逃走反応」を理解すればいい。 続きを読む 出典[+] 出典 ^1 『ストレスに負けない脳』p26、64
フローティング・タンク、考察と体験記 サイケデリック 心理学・精神医学 by まぼろし - 2012年8月24日2018年8月7日0 COCOONのアイソレーション・タンク(フローティング・タンク)に入ってきました。 最新型のタンクが置いてあるので岡山のCOCOONに行きたいと思ってたところ、なかなか行けなかった。そこで東京のタンクサロンのECCOのほうに行こうと思っていたけど、こちらは震災を機に移住していました。そんなこんなで、やっとCOCOONに。 フローティング・タンク 1950年代、ジョン・C・リリーによって、リアリティとは何かという追求の果てに生み出された感覚遮断タンク(アイソレーション・タンク)は、体温程度の温度に保たれた塩水に浮かび、光と音を遮断できるタンクです。今では究極のリラクゼーションの装置として普及している。“Restricted environmental stimulation therapy“と呼ばれる。 Wikipediaを探すと、タンクの体験によって、ストレスホルモンの減少、α波からΘ波に入る、慢性痛の軽減、抑うつ感の減少と楽観さの増加といったデータが出ていることが分かる。通常の指示的な訓練以上に受動的に体の力を抜き、同時に深い瞑想体験が期待でき、その作用ではないかと考えられる。 続きを読む
トランスパーソナル心理学、統合思想の実用の現在 サイケデリック 医療 心理学・精神医学 by まぼろし - 2012年8月23日2018年8月7日0 トランスパーソナル心理学を提唱したスタニスラフ・グロフは、1960年代にLSDによる研究を経て、マズローとともに提唱している。1980~1990年代にかけて、トランスパーソナルな世界を思想的に統合したケン・ウィルバー。旧来の方法の限界を見て、トランスパーソナルな方法は、いまや科学され、主流の科学者がその道を開拓する。詳しくは見ていかないけれど、科学的根拠を含む現代的な流れをざっと。 トランスパーソナル心理学(超個心理学)は、LSDを使ったまじめな心理学的な統計をとってその精神の回復の奇跡をみていたスタニスラフ・グロフ(スタン・グロフ、Stanislav Grof)が、心理学の発展は精神分析のフロイトから、科学的行動主義のスキナーときて、自己実現のアブラハム・マズローときた、このマズローとスタン・グロフが1969年にトランスパーソナル心理学会を設立。グロフによれば、トランスパーソナルはユングが使った言葉である。 続きを読む
栄養学と身体の病気や心理学的な関連―科学的根拠、2012年3月~2011年 医療 心理学・精神医学 栄養 by まぼろし - 2012年3月18日2018年8月7日0 栄養学と生活習慣病に関する2011年前後の科学的根拠のまとめ。 各食品と、生活習慣病や死亡リスクに対する詳細なパーセンテージが出てきた。大規模な統計で肉は1日42グラム以下が死亡リスクの上がらない摂取量で、摂取量は減少傾向。 栄養と臨床精神医学、心理学が結構リンクしてきた。身体疾患と精神のリンク。ここでは深く言及しないが瞑想は結構な蓄積で精神疾患だけでなく、心血管系の負担を減らし、ストレスにも痛みにも大脳皮質の強化や遺伝子の発現の変化から相当に応用が効く。もう少し書きました➫瞑想 健康に悪影響があるので砂糖に税をかけるべきだとネイチャー誌。 飲料では、人工甘味料や、レッドブルなど10代~20代前半をターゲットにしたエナジードリンクのリスク、エナジードリンクはアルコール依存症にリンクしている。 全死亡の4%に関わるアルコールの有害性に対しWHOが各国に施策を求める、月に1回宴会するだけで有益作用を打ち消すほどアルコールの許容量が少ない、特に女性に対する悪影響が大きい、15~29歳の若者が死亡する要因の9%を占める。 続きを読む
スチュアート・ブランド、ホールアースカタログと情報共有 サイケデリック サイバーカルチャー 人物 情報リテラシー・メディア by まぼろし - 2009年10月15日2018年8月7日0 スチュアート・ブランド(Stewart Brand)は、1960年代にサイケデリックスのLSD(俗称アシッド)で目覚め、ケン・キージー一行のアシッド・テストにかかわった後、『ホール・アース・カタログ』(whole earth catalogue)を発行し、世界中の文化や自給的生活やパーソナル・コンピュータとエコロジーを知らしめる。カタログは1972年に全米図書賞を受賞するが、カタログの葬式を行い資金を社会に還元するとして資金を託された平和活動家のフレッド・ムーアは、ホームブルー・コンピュータ・クラブをつくりクラブからアップル・コンピュータが誕生し、自分が懸命に作ったプログラムをクラブで共有されたビル・ゲイツはコピーの不条理さを訴えた。ブランドは1980年代には、『ホール・アース・ソフウェア・カタログ』を発行、現在(?未来?)のコンピュータネットワーク社会の縮図のような研究を行っていたMITメディアラボを取材した『メディアラボ』を発行する。インターネットがなかったから、『ホール・アース・カタログ』を作ったんだ。 続きを読む